2013年9月29日、英グラスゴー大学の心理学者が収集した世界41カ国・地域の女性の写真数千枚をコンピュータプログラムを使って重ね合わせ、各国の女性の“平均的な容貌”を導き出すという興味深い実験を行った。香港紙・文匯報の報道をもとに中国新聞網が伝えた。

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実験の結果、大部分の女性がいずれも完璧な美肌で瞳が大きく、見た目年齢は20歳をちょっと過ぎた程度の顔立ちになってしまい、現実とはかけ離れているとの指摘が出されている。また、中国人女性の平均的な顔の輪郭は日韓の女性よりもやや大きいという結果が出た。

この実験は、1880年代の英人類学者フランシス・ゴルトンが発明した「合成肖像法」を採用し、複数の肖像を重ね合わせて平均的容貌を導き出し、実験参加者の瞳に重点を置いて外見的魅力を分析したもの。近代学界においてずっと用いられている合成肖像法は、多くのプロセスがコンピュータによって行われる。科学者の研究テーマは似たり寄ったりだが、審美研究の中では最も一般的な方法である。

今回の実験で使用した写真は顔の輪郭がぼやけていた訳ではないが、写真を重ね合わせる前にコンピュータで各実験者の目鼻立ちの微調整を行ったという。(翻訳・編集/碧海)