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東京五輪の「段ボールベッド」は実際どうなのか、中国人記者が試してみた―中国メディア

Record China    2020年1月10日(金) 17時0分

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9日、新華社は、東京五輪・パラリンピックの選手村で使用される段ボールベッドを実際に記者が試してきたとする記事を掲載した。

2020年1月9日、新華社は、東京五輪・パラリンピックの選手村で使用される段ボールベッドを実際に記者が試してきたとする記事を掲載した。

記事は、東京五輪・パラリンピック組織委員会が9日に記者会見を開き、選手村が間もなく完成することを発表するとともに、大会中1万8000人が利用する段ボールベッドをメディア向けに公開したと紹介。ベッドフレームは6組の段ボールパーツでできており、長さは2メートル、幅90センチで、マットレスを加えた高さは1メートルになるとした。

そして、記者が実際に寝てみると、「思ったよりもしっかりとしている印象を覚えた」と説明。選手村の北島隆ゼネラルマネジャーが「世界で最も体が丈夫な若い人たちが寝ても崩れない。試験データでは体重200キロの人が寝ても問題ないことが示されている」と自信を見せたことを伝えている。

また、北島氏が「段ボールベッドは木のベッドより頑丈」と語ったことに対し、ある記者が「もし金メダルを取ったアスリートが喜びのあまりベッドで飛び跳ねたらどうなるか」と質問すると「それはどんなベッドでも壊れるでしょう」と回答する一幕もあったと紹介した。

記事はさらに東京五輪・パラリンピック組織委員会が、ベッドに使用する段ボールとポリエチレン製マットレスは大会終了後にリサイクル利用される予定であり、東京五輪・パラリンピックが掲げる持続可能な発展の考えを十分に表したものだと説明したことを伝えた。

その一方で「問題は、ベッドが本来消耗品ではなく、良いベッドは代々利用される上、段ボールベッドも資源を消費して作られている点だ。ベッドで環境保護を語るのは的外れな気もする。あるいは、予算が足りなかったことが段ボールベッド採用の理由なのか。もっとも、節約志向の五輪自体は悪いことではなく、コストカットの言い訳を探す必要はないのだが」と評している。(翻訳・編集/川尻

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