授業サボりたかった小学生が大うそ、警察を巻き込む大騒動に―中国

Record China    2020年1月11日(土) 10時40分

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中国江蘇省南京市で6日、小学校の男子児童がついたとんでもないうそが原因で警察を巻き込む大騒動に発展した。

中国江蘇省南京市で6日、小学校の男子児童がついたとんでもないうそが原因で警察を巻き込む大騒動に発展した。頭条新聞などが8日付で伝えた。

男子児童は6日午前8時、両親に小学校の前まで送られたものの、授業に出席しなかった。放課後に母親が事情を聞くと、「人さらいに薬を飲まされて連れ去られた。隙を見て逃げ出してきた」「黄色い服を着ていた。『遊びにいこう』と声をかけてきて、断ったら口に薬を押し込まれた」などと説明。驚いた母親は警察に通報した。

ところが、警官が付近の監視カメラの映像を調べながら話を聞くと、男子児童の話は二転三転。警官は男子児童を現場に連れて行き、詳しく説明させた。児童が「ここで薬を飲まされた」「2人組に川べりに連れていかれて、かばんを投げ捨てられた」などと話したため、その川べりに連れて行くと、児童が一人でいるのを見たという近所の住人が見つかった。

監視カメラの映像などを確認した上で事件性は低いと判断した警官が、「君がうそをついていると思うんだけど?」と尋ねると、児童は「うそはついてない。本当に薬を飲まされたんだ」と食い下がる。さらに詳しく話を聞くと、うんざりしたように「薬を飲まされた。頭がふらふらする」と繰り返した。

警官は「学校に行きたくなかったんじゃないかい?誰も君を責めないよ」と諭し、その後、駆け付けた小学校の教師と共に説得を続けた結果、児童はようやくうそをついていたことを認めた。

中国のネットユーザーからは、「警察はただでさえ人手が足りないのに、こんな出来の悪い子どもの相手をしなければならないとは」「本当にいたずらな子どもだ。警察の親切心を無駄にした。罰として模擬テスト10回だ」といった声や、「子どもがこんなに細かい話をでっちあげられるなんて、よく考えたら恐ろしい」「今時の子どもを甘く見ない方が良い」「子どものころからうそをつくことを学んでしまうと、大人になったらもっと大変。教育は子どものうちに」といった声が上がった。(翻訳・編集/北田

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