2013年9月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国文化体育観光部は中国からのツアー客を専門に受け入れる旅行社を対象に、資格を2年ごとに再審査する更新制を導入する方針だ。中国新聞社が伝えた。

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中国専門旅行社は今後、観光客誘致実績や財務健全性、政府政策の反映度などについて2年に1度審査を受け、資格を更新しなければならない。観光ビザで韓国に入国後、不法滞在する中国人が急増していることから、無断で団体から離脱する「無断離脱者発生比率」も旅行会社の審査基準に加わる。韓国文化体育観光部は10月をめどに約180社に再審査を実施し、資格の可否を決定する。

同部関係者によると、再審査の結果、相当数の旅行社が資格を失う見込み。中国人観光客に買い物を強要するなどの悪質な旅行会社が排除され、観光ツアーが不法滞在へのルートに悪用されるのを防ぐのが目的だという。

1998年に導入された中国団体観光客専門旅行社制度は、一般旅行社のうち財務状況、ツアーガイド運用計画など一定の基準を満たした業者に、3人以上の中国人観光客を誘致する資格を与えるもの。韓国を訪れる中国人観光客は近年大幅に増加し、専門の旅行社も2003年の70社から、2013年には179社に増えた。だが、ショッピングを強要する「格安ツアー」や、観光客の無断離脱などの状況が発生している。（翻訳・編集/本郷）