Record China 2020年5月9日(土) 7時10分
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8日、韓国・朝鮮日報などによると、旧日本軍の元慰安婦の李容洙さんは7日、慰安婦問題の解決を求めて、支援団体が毎週開いている「水曜集会」に今後は参加しない意向を示した。写真は、日本大使館前の慰安婦像。
2020年5月8日、韓国・朝鮮日報などによると、旧日本軍の元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(91)は7日、慰安婦問題の解決を求めて、支援団体が毎週、ソウルの日本大使館前で開いている「水曜集会」に今後は参加しない意向を示した。
記事によると、李さんは7日、記者会見を開き、「学生は(集会に参加するために)貴重な金と時間を使うが、集会では憎悪を教えている」と水曜集会を批判。「韓国と日本の若者たちが親しく会話を交わしてこそ問題は解決される」と述べたという。
さらに李さんは、「日本からの謝罪と賠償は必要」としながらも、「謝罪と賠償を求めるためのデモを行うのではなく、教育が必要だ」と主張。同国南東部の大邱(テグ)市にある「ヒウム日本軍慰安婦歴史館」を「教育館」として活用したい意向を示し、「正しい歴史教育をして両国の問題を解決していきたい」と述べたという。
また、李さんは、水曜集会を主催する支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(旧「韓国挺身隊問題対策協議会」)が水曜集会で募っている寄付金の使途についても指摘。「寄付金は私たちのために使われておらず、どこで使われているのか分からない」と批判した。
これに、韓国のネットユーザーからは、「両国の若者たちの親交を通じて問題を解決させよう。憎しみ合っていてはだめだ」「過去にだけとらわれていては、明日はない」「正しい歴史を若者たちに教えることは重要だ」などと、李さんの考えに理解を示す声が上がっている。
また、「支援団体は、自分たちの利益のために元慰安婦たちを利用したのでは?」「反日感情を利用して寄付を受けていた?」「この機会に寄付金の使途を徹底的に調査すべき」などと、支援団体に不信感を示すコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)
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