Record China 2019年12月20日(金) 13時10分
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ノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェローが日本記者クラブで会見し、リチウム電池など技術の発展がAI、IoT、自動運転などとも融合し、「2025年頃にモバイルIT革命が起きる」と予想した。
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2019年12月20日、リチウムイオン2次電池の発明でノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェローが日本記者クラブで記者会見し、リチウム電池など技術の発展がAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、自動運転などとも融合し、「2025年頃にモバイルIT革命が起きる」と予想。「あらゆる分野で無駄を徹底的になくすことが可能になり、環境問題の解決にも役立つ」と強調した。
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吉野氏は「Windows95が出た1995年は第一次IT革命が起きた年で、マイクロソフトのビルゲイツ氏などスーパースターが出現した」と振り返ったうえで、「今は当時の雰囲気に似ており、これから世界が大きく変わっていく」と見通した。
またノーベル賞受賞式直後の講演で「環境問題についての考え方やリチウム電池を活用した解決への道筋についての話をし、それなりの大きなメッセージを残せた」と言明。ストックホルム滞在中に現地の学校を訪問した際、「子どもたちは環境問題の深刻化に恐怖心を持っており、リチウム電池などテクノロジーの発展が環境問題の解決に役に立つとの私の話を聞いてほっとしたようだった」と明かした。その上で、「環境問題解決への道筋をつけることが、我々の責任であり、今後それに沿った活動をしていきたい」と抱負を述べた。
また科学研究者へのメッセージとして、最先端の研究は「100人のうち99人は失敗し、成功するのは1人の確率だが、ゴールは必ずある。自信を持って取り組んでほしい」と呼びかけた。(八牧浩行)
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