中国の非識字人口が1億人を突破、なおも増加の傾向

Record China    2007年5月2日(水) 17時35分

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2000年に中国の非識字者はほぼ一掃されたとの宣言が出されたが、現実にはその数を増やしている。現在の成人の非識字人口は1億人に達すると見られている。

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昨年、貴州省のある村では調査の結果、非識字者数(識字数が1500字以下の者)がゼロになった。この成果を記念すべく、村では祝賀パーティーが開催された。しかし、同村の学校教師・趙(チャオ)先生は調査と現実のあまりにも大きい差があることを指摘した。現実には村の成人の3割は読み書きが出来ないという。

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中国政府は50年にもわたり、読み書き能力の普及・向上に努めてきた。2000年には基本的に非識字者は一掃したと発表したが、現実には中国の非識字者は増加傾向にあるという。原因としては、農村の教育費が高く学校に通えない者がいること。都市の出稼ぎ農民の子弟に対する教育制度が整えられていないことがあげられる。また小学校を出た後に教育機会がない人間は字を忘れてしまい、非識字者となるケースが多いという。***

2000年から2005年の間に、中国の成人の非識字人口は8700万人から1億人へと33%増加した。2000年段階で中国の非識字人口は世界の非識字人口の11.3%だったが、2005年には15.01%にまで拡大したと見られる。(翻訳/編集・KT)

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