慰安婦像の破損を懸念、ソウル市が対策へ=韓国ネットからは賛否

Record China    2019年12月17日(火) 11時50分

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15日、韓国・ニューシスによると、ソウル市が慰安婦像の毀損(きそん)を懸念し、対策として周辺に里程標などを設置する。写真はソウル・南山。

2019年12月15日、韓国・ニューシスによると、ソウル市が慰安婦像(記念碑)が破損されることを懸念し、対策として周辺に里程標などを設置する。

慰安婦像は8月14日、ソウル・南山(ナムサン)の日本による統治時代に「朝鮮神宮」があった場所に設置された。手をつないだ3人の少女(韓国、中国、フィリピン)の像と、それを見つめる故・金学順(キム・ハクスン)さんの像で構成されている。

記事によると、像の設置後、周辺の違法駐車が原因で市民の安全に問題が生じているほか、像の破損への懸念も拡大している。このため市は慰安婦像の前に、像の説明などを刻んだ里程標(標識)と、市民が腰掛けて慰安婦像を眺めることができるような石を設置する計画だという。故・金学順さんが中国吉林省、平壌、北京、上海、ソウルの5都市で過ごしたことにちなんで全部で五つ設置するという。

市関係者は「石に座って、慰安婦という名で日帝の半人倫的暴力の犠牲となったアジアの少女たちを記憶してもらいたい」と話しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「いいアイデアだ!」「設置した方がいい。像が壊されないよう気を付けて」「監視カメラも設置すべきだと思う」など肯定的なコメントだけでなく、「適度なところでやめてほしい」「そのお金があったら、被害者のおばあさんたちの支援金に回しては?」「本当に被害者のおばあさんたちのためなんだろうか。もう全ての荷を下ろして楽になってもらいたい。これ以上、政治家が政治的に利用することがないといい」「慰安婦ばかりじゃなく、炭鉱で重労働させられ死んでいった国軍捕虜6万人のことも考えるべきだ。そして、日本だけじゃなく北朝鮮に対しても朝鮮戦争の謝罪と賠償を求めるべきだ」などのコメントも多く寄せられている。

また、「正直に言って、慰安婦像を見ると、いい気分はしない。李舜臣(イ・スンシン、文禄・慶長の役で朝鮮水軍を率いて日本軍と戦い活躍したとされている)将軍の像なら、見れば気分がいいし、学ぶ点もあるけど。誰にでも痛みはある。その痛みを暴くことは、普通なら失礼なことではないのか。日本と問題解決できたら、迅速に撤去すべきだ」という意見も上がっている。(翻訳・編集/麻江)

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