Record China 2019年12月12日(木) 12時10分
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12日、環球時報は、韓国の機密機関でこのほど、韓国語が堪能だった中国人を採用してしまう事態が発生したと報じた。写真は韓国科学技術院(KAIST)。
2019年12月12日、環球時報は、韓国の機密機関でこのほど、韓国語が堪能だった中国人を採用してしまう事態が発生したと報じた。
記事は、韓国の政府機関およびその下部組織では、人材選抜の公平性を図るために最終学歴や出生地を審査対象とせず、筆記試験と面接の結果を重視する選抜制度を2017年から実施していると紹介した。
その上で、韓国原子力エネルギー研究院が今年この選抜制度によって採用した61人の中に、中国国籍の人物が含まれていたことが明らかになり、原子力分野を扱う機密性の高い機関であることから、その採用をめぐって韓国国内で議論を巻き起こしたと伝えている。
韓国・中央日報の11日付報道によれば、中国籍の人物は中国の大学を卒業後に韓国科学技術院(KAIST)で機械エンジニアリングの修士課程を学んだ。面接では流ちょうな韓国語を話し、試験官は「異常」を察知できなかったとのことだ。
この前代未聞の事態について、韓国MBCテレビは「同研究院としては、外国人の採用禁止を明文化しておらず、正規のプロセスで合格した以上、この中国人を採用すべきだとの姿勢を見せている」と報道。一方で、専門家などからは「機密事項や重要技術が外部に漏れ出す可能性がある」との懸念や、「国の予算で行われている原子力研究分野の外国人採用については、仮に認めたとしても一層慎重であるべき」との指摘が出ているという。(翻訳・編集/川尻)
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