アメリカの12倍！高すぎる中国のインターネット料金

近頃発表された世界銀行の報告書「中国の情報革命―経済・社会変化の原動力」は、中国のインターネット料金が平均収入の10％を超える高水準であると指摘した。先進国でのインターネット料金は平均収入の1％以下、東アジアおよび太平洋地区の平均も約8％であり、先進国の10倍以上という中国のインターネット価格の高さが際だつ。

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2007年1月発行の「第19期中国インターネット発展状況統計報告」でも中国のインターネット料金の高さを指摘している。中国のネット接続費用は平均83.5元（約1250円）。ブロードバンドの普及が進むものの、ADSLでも速度は512kbが主流で、先進国と比べネットの速度は極めて遅い。速度を考慮すれば、アメリカの料金は中国の12分の1だという。専門家は中国のネット料金は少なくとも20％から30％の値下げの余地があると指摘している。***

国民の収入水準から見ても、コストパフォーマンスから見ても、費用が高価な中国のインターネット。ネットショッピング、ネットTVをはじめ、中国のネットサービスは急速に拡大を続けているが、サービスを支えるインフラの改善にはまだ時間が必要のようだ。（翻訳/編集・KT）