フライメディア 2019年12月10日(火) 0時0分
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今回紹介するのは、今年11月1日にリニューアルオープンした「蘇寧易購広場・五角場店」。
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「蘇寧(SU・NING/ス・ニン)」と聞くと、日本では、“ラオックス(家電量販店)”を買収した企業で、中国でも“カルフール(中国法人)”を買収していることなどで知られる。
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蘇寧(正式名称は蘇寧易購)は、南京に本社を構える中国最大の家電量販企業で、中国国内では、“その名を知らない人はいない”と言われる、知名度のある大企業だ。近年は、「蘇寧易購(Suning.com)」というブランドで、EC事業にも参入し、大きく躍進している、今、最も“ホット”な企業でもある。
今回紹介するのは、11月1日に、リニューアルオープンした「蘇寧易購広場・五角場店」。これまでの家電を扱うショッピングモールや売場とは全く異なり、「体験型」を全面に打ち出し、カフェやブック、日用雑貨ともコラボした、お洒落なライフスタイルを提案する空間を演出していることで話題となっている。
蘇寧は、2017年に顔認証決済の無人店舗「蘇寧Biu!」を上海の蘇寧易購・五角場店内にオープンしたが、無人コンビニや無人スーパー、そして静脈認証決済にまで展開している上海・地元では、開店当初こそメディアが大きくとりあげたものの、その後、再び大きな話題をつくることはなかった。
今回は、その五角場の店舗を全面改装して、「蘇寧小店」(コンビニ)、「蘇寧極物」(インテリア雑貨)、「蘇鮮生」(スーパー)、「蘇寧影院」(映画館)といったグループ施設を結集させ、新しいスタイルの家電量販店へと変身した。
スタッフの人数も圧倒的に少なく、各フロアでもセルフ決済のタッチパネルが見られる。特に無人レジ、セルフ購入システムが導入されている「蘇鮮生(SU FRESH)」は、アリババグループの盒馬鮮生(フーマー)を使い慣れている消費者には、全く違和感のない購買システム。
この蘇寧易購広場(ショッピングモール)は、カフェ、レストランといった飲食へのニーズから、日用雑貨、そして映画館のような娯楽まで、すべてここで完結できるようになっている。
店内に入ると、広くとられた通路スペースやディスプレイによる空間が居心地よく、一日居てもゆったりくつろげる空気が漂う。家電を購入するという目的がなくても、ついつい足を運んでしまいそう。若者に人気のブックカフェやレストランなどがあることも大きなポイント。全体的に非常に「若い」スタイルのショッピングモールだと感じさせる。
ちなみに、五角場エリアは、ガイドブックなどでは大きく紹介されていることがあまりないので、初めて耳にする人も多いかもしれないが、ここは、周辺に複数の名門大学があることで、学生が集まるスポットになっていて、ショッピングモールも多く立ち並んでいる巨大な繁華街だ。
学生を中心とした若者の流行の発信スポットとして、蘇寧易購広場にも大きな期待がよせられるが、店内には、まだまだ改装中の部分もあり、2020年のお正月に間に合わせようと?準備も急ピッチで進められている。(提供/フライメディア)
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