中国初の空母・遼寧は世界で最も安価な空母―露メディア

Record China    2013年9月7日(土) 10時20分

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5日、中国初の空母・遼寧は、その前身はウクライナから2000万ドルで購入したワリャーグであり、世界で最も安価な空母だとロシアの軍事誌が伝えた。

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2013年9月5日、人民日報によると、ロシアの軍事週刊誌・軍工信使はこのほど、中国初の空母・遼寧は、その前身はウクライナから2000万ドルで購入した未完成艦・ワリャーグであり、世界で最も安価な空母だと伝えた。

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ワリャーグの改装は主に中国の独自に開発した技術・設備が使われており、殲15(J−15)戦闘機40機と、ロシア製Ka−28を基礎に開発した各種ヘリコプター20機の合計60機が搭載可能となっている。

しかし、米国など各国の専門家は、空母・遼寧の影響力はさほど大きくないと分析している。まず、殲15戦闘機は搭載されている電子システムや兵装が米国のF/A−18に大きく劣っている上、レーダー誘導装置や各種戦闘・偵察装備に対応した戦闘機・ヘリコプターを配備できておらず、その戦闘力を十分発揮できない。また、遼寧そのものも自衛手段がほぼ皆無で、低空を飛行中の目標に対する攻撃能力しかないと指摘されている。

海外専門家の批評に対し、中国を代表する軍事専門家・張召忠(ジャン・ジャオジョン)氏は、遼寧はあくまで試験的な存在で、研究開発を目的に運用しているにすぎないとし、同艦から得た経験を今後の空母開発・建造に生かすことになると話す。そのため、遼寧の自衛能力うんぬんという話題には何ら意味がないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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