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4日、中国・山西省太原市の自宅で、元慰安婦の万愛花さんが亡くなった。84歳だった。万さんは、旧日本軍による性暴力被害者だと自ら名乗りを挙げ、初めて日本政府に対して訴訟を起こした人物。写真は万愛花さん。
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2013年9月4日、中国・山西省太原市の自宅で、元慰安婦の万愛花(ワン・アイホア)さんが亡くなった。84歳だった。万さんは、旧日本軍による性暴力被害者だと自ら名乗りを挙げ、初めて日本政府に対して訴訟を起こした人物。中国新聞網が伝えた。
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万さんの養女によると、彼女は最近体調がすぐれずしばらく入院していた。ところが、今月3日の午後に家に帰りたいと話し、翌日の未明に息を引き取った。彼女の遺体は故郷の陽泉市盂県羊泉村に移送されるという。
万さんは旧日本軍侵略時に3度にわたり拉致され、虐待や暴行を受けた。晩年は後遺症に悩まされていた。彼女は1992年以来幾度となく東京に訪れ証人として出廷したが、訴えが認められることはなかった。
日本に対して訴訟を起こした理由について、万さんは「日本政府は歴史を直視し、責任を負うことを恐れている。これは全ての被害者にとって不公平だ。日本政府への訴訟は続ける必要がある。私が死んだら娘が後を継ぐ。公平と尊厳を取り戻すまで闘い続ける」と生前語っている。(翻訳・編集/内山)
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