Record China 2019年11月30日(土) 11時20分
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27日、中国メディアの看看新聞によると、安徽省で行われた国際ハーフマラソン大会で、最下位争いをした2人の選手がわざとゴールしない一幕があった。
2019年11月27日、中国メディアの看看新聞によると、安徽省で行われた国際ハーフマラソン大会で、最下位争いをした2人の選手がわざとゴールしない一幕があった。
記事によると、24日に同省銅陵市で行われたハーフマラソン大会で、赤いウエアと黒いウエアを着た2人のランナーがゴール手前で足踏みをし、制限時間ギリギリになってようやくゴールするシーンがあった。赤ウエアの選手が先にゴールしたが、わずかに遅れた黒ウエアの選手は制限時間外のゴールとみなされ失格に。赤ウエアの選手が完走者の中で最下位となった。
2人の選手が最下位を争った理由として、記事は、最後まであきらめずに走りぬいた精神を称え、最下位の選手を表彰する大会規定があったことを挙げている。
新浪新聞の28日日付報道によると、「念願の最下位」となった赤ウエアの選手はSNS上で「最下位になって表彰されたことで給料も増えた」などと自慢しているとのこと。一方で、大会運営委員会は何らかの措置を講じる姿勢を示しているという。
表彰目当てのスポーツマンシップにもとると取られかねない行為に、中国のネットユーザーは「こんな大人が恥ずかしい」「あからさますぎる」「これは迷惑行為」「罰としてもう1回走らせろ」「なんか哀れだな」といったコメントを寄せた。
また、「われわれ中国人は、さまざまなルールを最大限利用するのが上手だから」という皮肉めいた感想も出ている。
さらに、昨今中国各地のマラソン大会でショートカットや自転車使用などの不正行為が後を絶たない状況に関連して「今のマラソン大会は本当にごみ…全然スポーツじゃない」と吐き捨てるユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻)
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