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2007年4月27日夜、重慶市の住宅街で1頭の狂犬が14人もの人にかみつき、負傷させた。この犬は市民に殴殺されたが、警察は犬の飼い主を捜し責任を追及するという。
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2007年4月27日夜、重慶市の住宅街で1頭の狂犬が14人もの人にかみつき、負傷させた
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80歳の王秀珍(ワン・シュージェン)さんは自宅マンションの入り口で突如駆け寄ってきた黄色い犬に噛みつかれた。怒って犬の頭をはたこうとしたところ、今度はその手を噛まれてしまった。しばらくすると犬は走り去っていった。王さんが噛まれた10分後、43歳の宋昆(ソン・クン)さんがこの狂犬の襲撃を受けた。宋さんの怪我は負傷した14人の中でもっとも重い。なんとくるぶしの肉を噛みちぎられてしまった。なおも噛みつこうとする犬を殴りつけたところ、走り去ったという。***
この狂犬は5kmにわたり、14人に噛みついた。うち4人が7〜8歳の小学生だった。狂犬の所業に怒り狂った市民たちは鍬や鉄の棒などを手に犬を取り囲み、殴り殺した。この犬は人だけではなく、2頭の犬にも噛みついたが、狂犬病の伝染の可能性があるため、この不幸な犬も処分された。噛まれた14人は病院で狂犬病ワクチンを注射され、治療を受けている。狂犬は首輪をつけており、飼い主と散歩する姿を見たとの証言もあるため、野良犬ではなく飼い犬だと見られている。警察は飼い主を捜し責任を追及するという。(翻訳/編集・KT)