Record China 2019年11月26日(火) 15時50分
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26日、観察者網は、訪日中の中国の王毅外相が25日、茂木敏充外相と会談した際、新たな日中関係についての基調演説を行ったと伝えた。写真は王毅外相。
訪日中の中国の王毅(ワン・イー)外相が25日、茂木敏充外相と会談した際、新たな日中関係についての基調演説を行った。26日付で中国メディアの観察者網が伝えた。
王外相は、「歴史を振り返ると日中の交流は古く、その規模は大きくて広範囲であり、その影響力の深さはまれに見るものである」と指摘。「遣隋使や遣唐使の時代に日本は中国から多くを学び、近代では日本が創作した大量の単語が中国の西洋への接触を助けるものとなった」と紹介した。
その上で、「近年では、両国民の交流が深まるにつれ、中国人の対日認識はより寛大で多元的となっている。われわれは日本人も客観的に中国を認識し、双方が互いに信頼し合い、心の距離を縮めることを希望する」と語った。
王外相はまた、両国が努力を払うことの必要性を強調。「双方の人的交流を活発にすることが重要で、日本側がより多くの日本人の中国訪問を推進するよう希望する」と述べた。
さらに、「文化面での交流をさらに豊富にすることが必要だ」と指摘。「文芸、教育、アニメや漫画などの分野でもさらにレベルの高い協力を展開できる」「メディアを通して理性的かつ客観的なプラスのエネルギーを伝えるべきで、ネットなどを通して日中友好の物語を語ることで、日中関係に注目させるようにすることが大切だ」などと論じた。
このほか、「お互いの文化から学び合うことも重要だ。異なる文化は互いに尊重すべきで、それぞれに良い点があり、文化の衝突や文化の優越論を避け、共に東アジアとアジアの文明を大いに発揚し、世界の発展や人類文明の進歩のために東洋の知恵を貢献させるべき」と語った。(翻訳・編集/山中)
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