ラストエンペラーの庭、市民の緑地に―吉林省長春市

Record China    2007年4月28日(土) 6時43分

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吉林省長春市にある旧満州の皇宮庭園「御花園」。現代のセンスと技術を取り入れた古典的山水公園に作り変え、年内にも無料解放される。

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吉林省長春市にある旧満州の皇宮庭園「御花園」が年内にも市民に無料解放されることになった。2007年4月26日、改修工事の状況を取材した。ここは清朝のラストエンペラー、愛新覚羅溥儀が3度目の皇帝即位した皇宮の北にある庭園で、16.4ヘクタールの広さがある。もともと杏花村と呼ばれていた地名からうかがえるように19世紀末には杏やスモモなど果樹の林があった。1934年に皇宮が建てられてからは「御花園」として造園中だったが太平洋戦争の勃発により頓挫、その後、敷地内には無計画に建物が建てられたため景観が損なわれていた。***

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市の中心部の再開発計画で市民に緑地を返すことが決まった。「御花園」を「裕華園」と改称し、土地の高低差を利用して、古典的造園芸術に現代のセンスと技術を取り入れた起伏のある人工山水公園を作る計画だ。

外壁は設けず、黒松を中心に高低差のある樹木を植えて敷地を囲むようにする。園内の道路は幅3mほどの道幅にし、さらにくねくねとカーブをつけることで古典的味わいをかもし出し、歩きながら次々変わる風景を楽しめる工夫を凝らす。今後もさまざまな樹木を植え、自然な山の景観に近づける。(翻訳編集・WF)

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