Record China 2013年8月17日(土) 10時50分
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16日、屋上に別荘を違法建築する人がたびたび報道されているが、彼らの行為は「金持ちの暴挙」と言っても過言ではない。貧乏人が別荘を手に入れるためには、地上や地下にその可能性を見いだすしかない。写真は2010年に河南省の男性が手作りした地下室。
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2013年8月16日、中国・北京市の高層マンションの屋上に建てられた別荘がこのほど注目を集めている。別荘は、26階建ての高層マンションの最上階に入居する大学教授が屋上を買い取り建築。違法な建築に当局から撤去命令が出ている。中国では、「ビル屋上に建てられた違法建築」とする内容の報道をたびたび目にすることがあり、14日には江蘇省蘇州市の高層ビル屋上のテラスに建てられた、“蘇州庭園風別荘”が話題となった。
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北京市の違法建築の場合、建築物の所有者は大学教授でそれなりの社会的地位と収入を持ち合わせている。金持ちの暴挙と言っても過言ではない。では、金銭的な余裕がない庶民が違法行為を行わずして別荘を手に入れるにはどうすればよいのだろうか?
多くの人は別荘など夢に見る程度にとどまるのだろうが、2010年には地下室を手作りした男性が話題を集めた。男性は河南省鄭州市住む、60代の元鉱山労働者。定年後、娘の結婚をきっかけに4年間かけ50平方メートルの地下室を手作りした。マンションを買う余裕がなかったため、掘ってみることにしたという。
彼は自身の経験を最大限に生かし「夢の別荘」を手に入れたが、彼のような強い意志と行動力を持つ人はそういるものではない。別荘を手に入れた2つの例からも、「金持ちは屋上に、貧乏人は地下」という、中国の貧富の格差のほどをうかがい知ることができる。(翻訳・編集/内山)
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