Record China 2019年11月1日(金) 8時0分
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28日、韓国・JTBCは「忘却と戦う慰安婦被害者のために人工知能が活用される」と伝えた。写真は韓国の元慰安婦らが共同生活を送る施設「ナヌムの家」。
2019年10月28日、韓国・JTBCは「忘却と闘う慰安婦被害者のために人工知能(AI)が活用される」と伝えた。
韓国政府の認定を受けた元慰安婦240人のうち、生存者は20人となった。JTBCによると、未来でも元慰安婦の「リアルな証言」が聞けるよう、米国の慰安婦関連市民団体が韓国の西江大学と協力し、AIで「仮想の元慰安婦」を製作している。
その方法は、韓国人元慰安婦のイ・ヨンスさんの1000の証言を録画してデータベースを作り、そこに対話型AIを連結させるというもの。モニターに映るイさんに質問すると、コンピューターが音声を認識し、回答を得られるという。
この「AI証言機」は米国の学校への普及を目標に作られているという。同団体のキム代表は「米国には慰安婦問題になじみのない学生が非常に多いため、教育する際に役立つ」と話している。
一方、イさんは「生きている被害者であることを知ってほしかった」としつつも、「なぜ(慰安婦問題解決のために)ここまでしなければならないのか、とてもつらい」との思いを語っている。
これを見た韓国のネットユーザーからは「こういういいアイデアを出し続けてほしい。応援する」「韓国の歴史を記憶するために努力してくれて感謝!元慰安婦の苦しみを忘れない」「たった20人しか残っていないのか。どうか慰安婦事件を忘れないでほしい」「ここまでして証拠を残さなければならないのは、日本に『歴史は消すこともゆがめることもできない過去だ』ということを教えるため」など肯定的な声が上がっている。
一方で「これはなんか違う気がする」「ここまでするのはおかしいよ」「コメディーの世界だ」「過去にとらわれ過ぎ!」「それを開発するお金で被害者を支援した方がいい」「日本は謝罪ロボットを作って、それで解決させれば?」など疑問を示す声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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