Record China 2019年10月29日(火) 20時10分
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27日、韓国・聯合ニュースによると、鳩山由紀夫元首相が深刻化する日韓関係に対する自らの見解を述べた。写真は鳩山元首相。
2019年10月27日、韓国・聯合ニュースによると、鳩山由紀夫元首相が深刻化する日韓関係に対する自らの見解を述べた。
記事によると、鳩山元首相は京畿道龍仁市にある教会から招待を受け、27日に礼拝に参加した。その後の質疑応答で「最も重要な問題は徴用工問題だが、1965年の日韓請求権協定は国家間の契約として理解できるため、安倍晋三首相の考えの半分は合っている」と評価しながらも「国際人権条約の観点から見ると間違っている。もっと深く考えるべきだ」と指摘したという。
長期化する日韓の対立については「胸が痛む。日本が植民地支配を通して(韓国に)圧迫と苦しみを与えたということを日本の人々が知るべきだ。その上で謝罪をするべきだ」と述べたという。
また、朝鮮列島を囲む国々が自国優先主義政策を推し進めながらも東アジア共同体を構成する理由については「多くの人々は国家が最優先だと考えているが、私はそうではない」とし「国家は手段で、人は目的でなければならない。これが反対になると自国中心主義につながる」と指摘したという。
日本と韓国の国民に伝えたいことを尋ねられると「日本と韓国には友愛が必要だ。これを通して尊厳が重要であると理解すれば他人を尊重することができるだろう」と話したという。
これに韓国のネットユーザーからは「素晴らしい方だ」「勇気ある発言をしてくれてありがとう」「日韓関係が冷え切った中でこのようなニュースは喜ばしい」「心の中で日本を恨んでいたけど、日本にもこのように考えている人がいてうれしい」「日韓両国の対立が続く中で韓国を訪問してくれた鳩山元首相の勇気と信念に拍手を送る」など称賛の声が上がっている。
また「これがきっかけになって日韓関係が回復すればいいな」「日本と韓国がお互いを理解して許しあう時が来るだろう」「日本にこのような方がいるということがこれからの日韓関係にとって大きな希望になる」など日韓関係の改善を期待するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/長居)
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