ロシアから離れるインド、日米と協力して中国に対抗=対米貿易急拡大―香港メディア

Record China    2013年8月14日(水) 8時0分

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12日、インドとロシアの関係は表面的には安定しているが、現実にはロシアのインドに対する影響力は弱まり続けている。資料写真。

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2013年8月12日、環球時報(電子版)によると、インドとロシアの関係は表面的には安定しているが、現実にはロシアのインドに対する影響力は弱まり続けていると、香港の中国評論通訊社が11日に報じた。インドは中国に対抗するため米国や日本との軍事的協力関係の強化を積極的に進めているという。

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ロシアは中国・インドと3カ国戦略関係や、BRICs各国や上海協力機構(SCO)との協力強化などの外交方針を打ち出していたが、南アジア及びアジア太平洋地域の現実にそぐわなくなってきている。そうした中、インドと米国の協力関係強化が明確になっている。6月には米ケリー国務長官がインドを正式に訪問しており、インドの米国との貿易額が1000億ドル(約9兆7000億円)に達しているのに対し、ロシアとの2012年貿易額は110億ドル(約1兆円)にとどまっている。

ロシアはインドの武器市場においても存在感が弱まっている。インド空軍が大型輸送機をロシアのIl−76機に代えて米国のC−17を購入することを決定するなど、ロシアの兵器メーカーはここ2年だけでも130億ドル(約1兆2600億円)を超えるインドとの契約を失っている。

こうした変化の背景には中国の経済力、軍事力の増大があるほか、近年ロシアが中国との戦略的パートナーシップの強化を優先していることもインドのロシアとの関係に悪影響をもたらしている。米国や日本などとの軍事的・政治的なパートナーシップを強化することで中国を抑え込もうとする意図があるとみられる。(翻訳・編集/岡田)

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