2013年8月5日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「北朝鮮はどのように荒っぽい中国人観光客に対応するか」と題する記事を掲載した。6日付で環球時報（電子版）が伝えた。

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平壌を訪れる大量の中国人観光客に対する北朝鮮旅行業界の担当者の反応は複雑だ。記念品の購入やカジノに莫大な金を落としてくれることはうれしいが、その一方で、世界的に有名な中国人観光客の品のない行為は北朝鮮の人びとの頭も悩ませている。

ある旅行社の担当者は、中国本土の観光客が北朝鮮の子どもたちにアメを投げ与えていたことを例に挙げ、「まるでカモにえさをまくかのようで、北朝鮮の人びとの反感を買っていた」と話す。また、演劇の上演中にはばかることなく舞台に上がっていき、記念撮影をするなど、やりたい放題である。

中朝は隣国であり、同じような政治体制のもとで育ってきた仲間であるが、彼らは実際のところ、北朝鮮がどんな国であるのか理解していない。

前出の担当者は、「敏感な問題を質問したがために、北朝鮮の人が気分を害して何も話してくれなくなることもある。中国人は、ある問題について自分の意見を言いたいのかもしれないが、その国の人びとの感情を考慮することはない。多くの欧米の観光客は、少なくとも現地の敏感な話題については理解している」と話す。

中国国家観光局によると、昨年訪朝した中国人観光客は23万7400人で、前年比22．5％も増加している。（翻訳・編集/北田）