Record China 2013年8月7日(水) 21時20分
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4日、13世紀からある中国・北京の集合住宅「胡同」が周囲の違法建築によって消滅の危機にある。
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2013年8月4日、参考消息(電子版)によると、米紙ニューヨーク・タイムズは7月29日、13世紀からある中国・北京の集合住宅「四合院(スーホーユエン)」と路地「胡同(フートン)」が、周囲の違法建築によって消滅の危機にあると伝えた。
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北京市の天安門広場東北に位置する胡同にある四合院で暮らす王(ワン)さんは、「気候が良くなると工事の季節になる」と苦笑い。王さんの住む四合院の真向かいの家は、コンクリートを使って立派な2階建てにリフォーム中。王さんは当局に何度も「向かいの家は違法建築をしている」と通報したが、いまだに何の音沙汰もない。問題の家の主人は政府の役人で、リフォームが終われば、新しい部屋を外国人に月1400ドル(約14万円)で貸す予定だという。北京の四合院は外国人に特に人気があるのだ。
北京の伝統的な街並みの胡同と四合院、この大切な文化遺産がここ数年で大型商業施設に変わってしまった。かろうじて残った胡同や四合院も違法建築によってその姿を変えている。北京文化遺産保護センターの何戌中(ホー・シュウジョン)氏は「最近政府が行っている違法建築取り壊しは正しい対応だ。しかし、大事なことは違法建築の防止であり、さらに重要なことは、こうした違法建築の取り壊しの対象を一般市民だけに限ることなく、政府機関や大型企業、軍隊も同様に対象の範囲内とすることだ」と主張している。(翻訳・編集/本郷)
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