中国レノボが三菱ケミカルの植物由来プラスチックをスマホ筐体に採用、その他

Record China    2019年10月8日(火) 9時10分

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中国のレノボ(本社・北京市)が、三菱ケミカルのバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」をスマートフォンの筐体(きょうたい)に採用した。写真はレノボのスマートフォン、Z6シリーズ。

中国のレノボが三菱ケミカルの植物由来プラスチックをスマホ筐体に採用 / NECが名古屋市の実証実験に中国製ロボットを投入

●中国レノボが三菱ケミカルの植物由来プラスチックをスマホ筐体に採用

パソコンや携帯電話を製造する中国企業のレノボ(聯想集団、本社・北京市)が、三菱ケミカルのバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」をスマートフォンの筐体(きょうたい)(3D形状背面板)に採用した。三菱ケミカルが7日付で発表した。

三菱ケミカルによると、スマートフォン筐体にこれまで使われてきた金属材料には、5G通信の電波を遮蔽(しゃへい)する懸念がある。ガラスは衝撃に弱く割れやすく、従来型樹脂では透明性、耐傷性、耐衝撃性、光学的なゆがみの問題など、それぞれの素材が課題を抱えている。

「デュラビオ」は原料が植物由来で、透明性、耐傷性、耐衝撃性、光学特性の物性バランスに優れたプラスチックで、自由度が求められるスマートフォンの筐体デザインにも適応が可能という。

●NECが名古屋市の実証実験に中国製ロボットを投入

名古屋市は10月から2020年1月にかけて、「Hatch Technology Nagoya」と題してAI、IoTなどの先進技術を活用した行政分野での課題解決をテーマとした実証実験を行う。NECが7日、名古屋大学と協力して自律走行型案内ロボットによるスムーズな窓口案内を実証すると発表した。

投入するロボットはBeijing Yunji Technology(北京雲基科技)の自律走行型案内ロボット「YUNJI SAIL」で、NECネッツエスアイが日本国内独占販売権を取得している。同ロボットが市庁舎で案内業務の一部を代行し、を希望する窓口まで来庁者を案内する。(翻訳・編集/如月隼人

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