Record China 2019年10月3日(木) 23時30分
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“台湾のアカデミー賞”こと金馬奨のノミネートリストが1日に発表されたが、中国映画は完全に姿を消したものの、数本の香港映画が参加を表明していることで、今後について心配する声も上がっている。
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“台湾のアカデミー賞”こと金馬奨(ゴールデン・ホース・フィルムフェスティバル)のノミネートリストが1日に発表されたが、中国映画は完全に姿を消したものの、数本の香港映画が参加を表明していることで、今後について心配する声も上がっている。
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今年で56回目となる「金馬奨」は中国語映画を対象にした、中華圏の“三大映画賞”の一つ。来月23日の授賞式に向けて1日、各部門のノミネートリストが発表されたが、今年は中国からの出品はゼロに。中国からは今年8月、国家広播電視総局が機関紙を通じて参加取りやめを発表しており、この措置については昨年の授賞式で、台湾と中国からそれぞれ領土問題をめぐる発言があったことから、影響を懸念したものと予想されている。
中国の動きに合わせて、すでに参加を申請していた香港映画も次々に撤退。アンディ・ラウ(劉徳華)とルイス・クー(古天楽)の主演映画「掃毒2/天地対決」や、話題のアニメ長編「継園台七号」などが取りやめ、香港の映画監督ジョニー・トー(杜[王其]峰)も9月中旬、審査委員長を下りることを発表している。
こういった混乱が注目されてきた今年の金馬奨だが、ノミネートリストには数本の香港映画が挙がっており、作品および出演者が今後、手厳しい封殺に追い込まれるのではと心配する声も上がっている。昨年、「トレイシー」(翠絲)で最優秀助演男優賞を受賞したベン・ユン(袁富華)が、今年は「叔、叔」で最優秀主演男優賞にノミネートされ、「金都」からはインディーズバンドの朱凌凌(Juicyning)からメンバーの朱栢康が同じく、最優秀主演男優賞にノミネートされている。(Mathilda)
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