6回にも及ぶ乗客の警告を取り合わず、飛行機は離陸後25分後にUターン―中国

Record China    2013年7月29日(月) 8時20分

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27日、青島から温州へ向かう旅客機がエンジントラブルにより離陸後25分ほどで青島空港に引き返す事故があったが、事故前に乗客がエンジンの異常を6回も訴えていたことが分かった。写真は事故直後。

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2013年7月26日、青島から温州へ向かう旅客機がエンジントラブルにより離陸後25分ほどで青島空港に引き返す事故があったが、事故前に乗客がエンジンの異常を6回も訴えていたことが分かった。27日付で広州網が伝えた。

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この旅客機は天津から青島経由で温州へ行く予定だったGS6613。26日早朝、実家の温州へ向かうため天津から同旅客機に乗り込んだ乗客の張さんは、主翼そばの窓際の席に座っていた。張さんは本来なら機体がいちばん安定しているはずの水平飛行になっても、機体からトラクターのような音が聞こえ、かなりの振動や金属の摩擦熱のような匂いもしていたことから異常を察知。すぐさま客室乗務員に伝えたものの、客室乗務員は機長に連絡も取らず「大丈夫です。異常はありえません」の一点張りだった。

飛行機が経由地の青島に到着すると、いったん機体から降りた張さんは5人の空港職員にエンジンの異常を訴えた。にもかかわらず、きちんと取り合ってくれる職員はおらず、逆に「気にしすぎだ」と言われる始末だった。同旅客機は間もなく新たな乗客を加え、合わせて160人あまりの乗客を乗せて温州へ向け離陸した。ところが、その25分後にエンジンに異常が発生し引き返したという。幸いけが人はおらず、事故原因は調査中だ。(翻訳・編集/YM)

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