2013年7月26日、中国で人気の女性タレント・蒼井そらについて、日中友好に貢献した「4大日本人女性」の1人とする彼女のマネジャーの談について、著名俳優はじめネットユーザーから非難の声が上がっている。網易娯楽網が伝えた。

中国版ツイッターで1400万人を超えるフォロワーを抱え、大人気の蒼井そら。今月24日、中国語の最新曲の発表イベントを北京市で開催。この時、中国側のマネジャーが蒼井について、日中友好に貢献した「4大日本人女性」だとコメント。李香蘭こと山口淑子・山口百恵・酒井法子と並んで4人目とするものだ。このコメントに、香港の著名俳優でご意見番としても知られる俳優アンソニー・ウォン（黄秋生）が真っ先に怒りの声を上げた。

アンソニー・ウォンは中国メディアの電話インタビューに対し、マネジャーの発言を「恥知らずなほどの大言壮語ぶりだ」と怒りを込めてコメント。山口淑子や山口百恵といった歴史に名を残すアイドルと並べるのは言い過ぎで、格が違うというのが彼の意見だ。ただし、蒼井そら個人について攻撃しているわけではなく、「彼女に問題があるわけじゃない。書道の腕前を披露したりして、面白いじゃないか」と語っている。しかし、「確かに友好に貢献しているだろうが、“4大”と並べるほどではない」と、重ねて述べている。

蒼井のマネジャーの発言は、中国のネット上でも大きな話題になっている。彼女がアダルト作品出身ということで、「そんな女優が文化交流に貢献だって？」などといった怒りの声が上がっている。とは言え、蒼井を擁護するファンの意見も多数。彼女の人気は努力のたまものだとして、「貢献してると言って何が悪い？」との声も聞かれている。（翻訳・編集/Mathilda）