韓国長官が参加したごみ拾いイベント、まさかの“自作自演”で大ひんしゅく

Record China    2019年9月26日(木) 21時20分

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24日、韓国・聯合ニュースによると、韓国・全羅南道の珍島郡がごみ拾いイベントを開催するため事前に海岸にごみをばらまいていたことが分かり、物議を醸している。写真は韓国の海岸。

2019年9月24日、韓国・聯合ニュースによると、韓国・全羅南道の珍島郡がごみ拾いイベントを開催するため事前に海岸にごみをばらまいていたことが分かり、物議を醸している。

同郡は20日午後、海水浴場でごみ拾いイベントを開催した。イベントには文成赫(ムン・ソンヒョク)海洋水産部長官や全羅南道副知事、海洋環境公団、水産業協同組合、漁業者、学生ら約600人が参加し、約2時間にわたってごみを拾い集めた。

しかし、海水浴場に落ちていたごみは、同郡がイベントの効果を高めるため前日に意図的にばらまいたものだったことが判明した。ある住民は「イベント前日に1トントラックが運んできたごみを海岸にまき、きれいな海岸が汚されているかのように演出した」と話した。

同郡もこの事実を認め、「深刻化する海洋ごみに関心を持ってもらうため、イベント会場近くで回収したごみを活用した。イベントの参加者たちが実際に体験してみようという趣旨で事前に企画されたプログラムだった」と説明した。

これについて、イベントに参加した文長官は「主催者である珍島郡の恥ずかしい行動を遺憾に思う」として謝罪し、「海洋ごみの深刻さを知らせるためだとしても、誇張し過ぎればイベントの意味が薄れ、不信感と失望を招く」と指摘した。

同郡は今年、昨年の2倍を超える海洋ごみを回収する実績を残し、海洋水産部から「海洋ごみ管理の最優秀自治体」に選定されていた。

このニュースに韓国のネットユーザーからは「これは非常に危険な行為。こんな非常識な公務員がいるということが情けない」「学生たちが勉強する時間にこんなあきれたイベントを開催するなんて。怒りが込み上げてくるよ」「コメディー映画に登場しそうなニュース。一体誰が考えたのか」「関係者を全員免職にしてほしい」「捏造(ねつぞう)しないと国民の心をつかめないのだろう」などため息交じりのコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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