Record China 2013年7月25日(木) 13時30分
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24日、中国・湖南省長沙市で着工したばかりの「空中都市」は、同省の関連部門に対し建設に関わる手続きを完了しておらず、建設作業は進められていないという。資料写真。
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2013年7月24日、中国・湖南省長沙市で着工したばかりの「空中都市」は、同省の関連部門に対し建設に関わる手続きを完了しておらず、建設作業は進められていないという。新華社通信が伝えた。
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「空中都市」の高さは838mの予定で、完成すれば世界一の高層ビルになる。20日には建設を担当する遠大集団が着工のセレモニーを開いたが、10カ月という短い建設期間に安全を懸念する声が多く聞かれている。
遠大集団が公表したデータによると、同ビルは高さ838m、地下6階、地上202階で、建設面積は105万平方メートル。1〜5階は小中学校や託児所、老人ホーム、クリニックの店舗。6〜15階はオフィスで、さらに上は住居やホテル、レストランが入る予定。建設は同集団の子会社が担当し、建設費用は90億元(約1450億円)を投入するという。
ところが、湖南大学建築学院の専門家によると、遠大集団が公表した建設プランでは、ビルの建設における安全面や運営面、さらに維持において問題が存在する。専門家は「同ビルではおそらく、風や地震に対する耐久性の試験を行っていない。予算も少なすぎる。公表された予算だと、張りぼてしかできない」と指摘している。
建設の手続きが完了していないことについて、業界関係者は「手続きが完了していない状況での着工は違法行為だ」と語っている。さらに専門家を含む多くの人は、「早急に合法な手続きを完了する必要がある。当局は公共の利益に関する安全のリスクや環境への影響、企画や建設許可などの重要な情報に関しては、遠大集団を通さず直接公表すべきだ」と意見が一致している。(翻訳・編集/内山)
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