もう耐えられない!「逃げ出したい都市ランキング」が話題に―中国

Record China    2013年7月26日(金) 17時33分

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24日、中国のネット上で最近、「最も逃げ出したい都市ランキング」が話題になっている。同ランキングでは、経済発展が最も進む北京市、上海市、広州市(広東省)が上位3位を占めた。写真は6位の武漢市に来て遊ぶパリ大学の学生。

2013年7月24日、中国のネット上で最近、「最も逃げ出したい都市ランキング」が話題になっている。同ランキングでは、経済発展が最も進む北京市、上海市、広州市(広東省)が上位3位を占めた。一方、湖北省武漢市も「優秀な人材が多すぎる」が原因で、6位にランク入りしている。ネットユーザーらは、「行き場がどこにもない。山奥にでも行くしかない」と嘆いている。荊楚網が伝えた。

同ランキングの上位10位は、1位上海市、2位北京市、3位広州市(広東省)、4位深セン市(広東省)、5位重慶市、6位武漢市、7位天津市、8位香港、9位長沙市(湖南省)、10位鄭州市(河南省)だった。

ネットユーザーらが逃げ出したい理由はそれぞれ、上海市「嫁を見つけるのが難しすぎる」、北京市「貧富の格差」、広州市「生活が安定しない」、深セン市「ファストフード的な恋愛」、重慶市「若い女性が現実的すぎる」、武漢市「優秀な人材が多すぎる」、天津市「不動産が高すぎる」、香港「プレッシャーが大きすぎる」、長沙市「暑すぎる」、鄭州市「給料が安すぎる」だった。湖北省の省都である武漢市には、大学が100校以上あり、才能ある学生が多く集まっているため、「優秀な人材が多すぎる」というのもうなずける。では、それが理由で同市から逃げる人が実際にいるのだろうか?

新規大学卒業者10人を取材したところ、全員が「このランキングは大げさすぎる」との考えを示した。うち、武漢大学の張爽(ジャン・シュアン)さんは、「鄭州市と武漢市の順位は入れ替えるべき。今年は就職氷河期で、就職活動が困難。多くの仕事のハードルが例年よりも上がっている」としたものの、「『金の巣も銀の巣も、自分の草の巣には及ばない』という中国のことわざの通り、故郷はどこよりもいい。武漢市の名物『熱乾麺』が値上がりしなければそれでいい」と同市から逃げ出す予定はないことを強調した。

◆自分の方向を定めなければどこへ行っても同じ

一方、ある大学の教師は、「今の人々の生活はペースが速く、ストレスも大きい。そのため、思いを吐き出す場所を探したり、おいしい物を思いっきり食べたりするなど、ストレスを発散するさまざまな方法を必要としている。このランキングも、現実逃避したい心理状態の現れ。武漢市は大学資源が豊富だが、学生一人ひとりに違った長所があり、さまざまな角度から見ると、一人ひとりが『優秀』。カギとなるのは、自分に合った方向をきっちり定めること。武漢市から逃げたからといって、どこに行くのか。武漢市はちょっと暑いというだけで、ほかに何の欠点もない」との見方を示している。(提供/人民網日本語版・翻訳/ KN・編集/武藤)

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