大ブームの歌手オーディション番組、「量産」に当局が難色=規制を発表―中国

Record China    2013年7月29日(月) 0時56分

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24日、中国で大ブームとなり量産されている歌手オーディション番組について、中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局が、番組内容や放送時間の変更に関する規制を急きょ発表した。各制作局は困惑している。写真は「中国好声音」。

2013年7月24日、中国で大ブームとなり量産されている歌手オーディション番組について、中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)が、番組内容や放送時間の変更に関する規制を急きょ発表した。各制作局は困惑している。新京報が伝えた。

昨年、社会現象を巻き起こした浙江衛星テレビの「中国好声音(ボイス・オブ・チャイナ)」に続き、今年は夏休みシーズンを狙って類似の番組が次々と放送されるようになった。2シーズン目を迎えた「中国好声音」や、すでに老舗番組となった「快楽男声」をはじめ、「中国最強音」「中国夢之声」「夢想合唱団」「我的中国星」などがこれにあたる。これらの番組に対し、広電総局が規制を加えることを急きょ発表した。同局スポークスマンは、「一般視聴者に選択の自由を与える」「各局にオリジナル性を求める」ために、世間からの声を反映したと説明している。

新規制では、放送中の各番組には時間帯がかぶらないよう調整を要求。放送開始前の番組には、スタート時期を遅らせるなどの措置を求めている。また、「視聴者をあおるような表現を回避する」ように指示を出しているが、これは、出場者が過去の苦労や音楽への夢を情感たっぷりに訴える企画を指していると考えられる。

突然の通達に、各制作局は当惑の色を隠せない。「中国好声音」の浙江衛星テレビは、「視聴者をあおる」との指摘に反発した。放送時間の調整についても、「まだ当局の指導が届いていない」としている。来月初旬に「全能星戦」を放送開始予定だった江蘇衛星テレビは、番組の延期について無回答。いずれの放送局からも、今回の規制に対する具体的な対応は聞かれていない。(翻訳・編集/Mathilda

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