Record China 2013年7月25日(木) 10時30分
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23日、現在アジアにおけるサッカーの覇者である日本は、今回の東アジア杯の結果をあまり重視していない。欧州で活躍する選手を1人も招集せず、23人すべてが日本のJリーグの選手たちで占められている。写真はザッケローニ監督。
2013年7月23日、現在アジアにおけるサッカーの覇者である日本は、今回の東アジア杯の結果をあまり重視していない。欧州で活躍する選手を1人も招集せず、23人すべてが日本のJリーグの選手たちで占められている。ザッケローニ監督は「日本の最大の目標は来年のワールドカップ。そのため、今回の試合は結果を見るのではなく、新たな選手を発掘することだけを目標としている」と語っている。羊城晩報が伝えた。
先月行われた「コンフェデレーションズカップ2013」で、日本は3戦全敗で敗退し、世界の強豪チームとの大きな実力の差を見せ付けられた。日本はこの1年間でできるだけこの差を埋めていかなければならない。今回の東アジアカップの3試合を含めて、ワールドカップ前に、日本が行えるのはわずか10試合。そのため、ザッケローニ監督は今回ことのほか慎重に選手選考を行った。
日本は同大会23人の選手リストを若手選手中心に選んだ。このうち90年代生まれが9人、30歳以上は林卓人、駒野友一、栗原勇蔵の3人だけだ。佐藤秀人や大久保嘉人、田中闘莉王といった最近Jリーグで素晴らしい活躍を見せている30歳以上の選手たちは選ばれなかった。
ザッケローニ監督の陣容では、今野秦幸や吉田麻也がこれまでずっとCB(センターバック)の不可欠な人選だった。しかし先月行われたコンフェデレーションズカップにおいて、日本と世界の強豪チームとのフィジカルや能力面での大きな差が明らかになったため、今回召集した7人のうち6人(栗原勇蔵、森繁直人、鈴木大輔、千葉和彦、森脇良太、槙野智章)がCB出身だった。これからみると、この東アジアカップを通じて、ザッケローニ監督が切実に見つけたいと思っているのは信頼できるCBであることがわかる。CBと他の選手たちがあうんの状態で息を合わすことはすぐに解決できる問題ではない。そこで、日本サッカー代表の常連でもある栗原勇蔵がザッケローニ監督の重要な観察対象となるはずだ。しかも栗原は空中戦において非常に強い対抗能力とフィジカル面での素質を備えている。
ザッケローニにとって、もう一つの早急に解決すべき問題はFW (フォワード)だ。現在、日本の1トップのファーストチョイスは前田遼一だが、前田も絶対的な主力ではない。ザッケローニは一度ハーフナー・マイクを前田に代えて使うことも検討したが、ハーフナー・マイクも監督の期待に応えられなかった。そこで、ザッケローニはこの位置に新たな人材を発掘しようと考えている。そこで、今回は豊田陽平、大迫勇也、柿谷曜一郎、工藤壮人の4人を初キャップとして選び、様子を見ている。この4人は今年のJリーグですでに多くのゴールを挙げており、代表に選ばれることは多くのファンたちが希望していたものだった。
リストのMF (ミッドフィールダー)の選手の中では、高橋秀人が唯一日本サッカー代表の常連メンバーだ。しかし、遠藤保仁と長谷部誠の2人が絶対的な主力メンバーのため、高橋秀人はこれまで出場機会に恵まれてこなかった。しかし、遠藤保仁の年齢の問題もあり、ザッケローニは高橋秀人が実力を発揮することを期待している。
日本の本当の目標が来年のワールドカップではあることに間違いないが、今回選ばれた各選手の活躍も今後日本サッカー代表に選ばれるどうかに直接影響する。日本の各選手は今回、自分に与えられたチャンスを簡単に放棄することはないだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/人民網・編集/武藤)
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