<続報>「中国の台北出身」と自称の台湾人女性歌手、大バッシングに擁護の声も―台湾

Record China    2013年7月24日(水) 14時33分

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23日、台湾出身の女性歌手が中国本土のオーディション番組にゲスト出演した際、「中国・台北の屏東区出身」と自己紹介したことで、地元から大バッシングを受けている騒動で、これを擁護する発言も飛び出している。写真はイエ・ウェイティン。

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2013年7月23日、台湾出身の女性歌手が中国本土のオーディション番組にゲスト出演した際、「中国・台北の屏東区出身」と自己紹介したことで、地元から大バッシングを受けている騒動で、これを擁護する発言も飛び出している。東南網が伝えた。

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問題発言で騒動に巻き込まれているのは、台湾の原住民であるパイワン族出身の歌手・葉[王韋]庭(イエ・ウェイティン)。19日に放送された中国の歌手オーディション番組「中国好声音(ボイス・オブ・チャイナ)」にゲスト出演した際、紹介VTRの中で「中国・台北の屏東区出身」と紹介され、自身も同様の発言をした。実際には、彼女の出身地は台湾南部にある屏東県であり、台北市には屏東区は存在しない。

台湾のネットユーザーからは、「中国の台北って一体どこにあるんだ?」「自尊心というものが全くない。お金のために自分の羞恥心まで売ってしまったのか!」「パイワン族のご先祖様も腹を立てているに違いない!」と、怒りをあらわにしたコメントが多数寄せられた。しかし、同じ屏東県の原住民出身で、台湾の歌手オーディション番組「超級偶像7(Super Idol シーズン7)」に出場中のリサ・チャン(章婉兒)さんは、一連のバッシングに対して「不公平だ」と憤り、フェイスブックで次のように反論した。

「中国本土の歌番組に出場する際には、現地の決まりがあるってことを知らないの?知らないで勝手なことを言わないでほしい」「彼女はただ、『台湾には屏東という場所があり、パイワン族という民族がいる』という事実を中国の人にも知ってもらいたかっただけ。あなたたちは一体何を分かったつもりで、『祖先に申し訳が立たない』などと言えるの?先住民の存在を認めもしないで、何が『祖先に申し訳ない』よ。本当に腹が立つ!」そして、コメントの最後に「私には(このことについて)発言する資格がある。あなたたちは黙ってて!」と締めくくった。(翻訳・編集/碧海)

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