Record China 2013年7月22日(月) 9時42分
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18日、韓国紙文化日報が、中国の街角にある「報刊亭」と呼ばれる小さな売店について取り上げた。写真はその売店。
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2013年7月18日、韓国紙文化日報が、中国の街角にある「報刊亭」と呼ばれる小さな売店について取り上げた。20日付で環球時報が伝えた。
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このキオスクとも呼ばれる売店は、規模は小さくてもすべてを備えており、約5平方メートル程度の狭い空間に、新聞や雑誌だけでなく専門的な書籍まで置かれている。雑誌の種類は200〜300種類にものぼる。中国では、毎年数百種類の雑誌が創刊、休刊しており、「中国期刊網」というサイトに登録されている雑誌は3000種類余りにも及ぶ。
ここで注目したいのは、漫画や雑誌などの消費型刊行物だけでなく、文学、政治、歴史、外交、経済などの専門的な業界誌もかなり人気があることだ。これらの専門的な雑誌は売れないように見えても、買おうと思った時には売り切れている。中国では、身なりのみすぼらしい老人がこうした専門誌を手に取り、キオスクのそばで熱心に読んでいる光景をよく見ることができる。この一見ミスマッチな光景が、意外と印象的なのである。
これまで、われわれは中国がアジアの中心になったのは、人口の多さと豊富な資源のためだと考えてきた。しかし、もっと大きな理由がキオスクの光景から見えてきた。すなわち、中国に古来より伝わる「小中見大(小さなことから大きな問題や道理を見出す)」や「一葉知秋(わずかな兆しから物事の衰亡や大勢、本質を察知する)」といった知恵を見出すことができるのだ。小さなキオスクから、知識や情報が行き交う底力を感じることができる。キオスクがわれわれに中国の未来を見せてくれている。(翻訳・編集/中原)
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