Record China 2019年9月13日(金) 0時20分
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中国四川省宜賓市の公衆トイレで最近、トイレットペーパーが大量になくなる事態が相次いだ。
中国四川省宜賓市の公衆トイレで最近、トイレットペーパーが大量になくなる事態が相次いだ。12日付で中国メディアの観察者網が伝えた。
問題のトイレは同市の長寧県にあった。入り口の前に設置された機械から無料でトイレットペーパーを引き出すというシステムだが、スタッフが何度補充してもすぐになくなった。そこで、監視カメラの映像を確認すると、中高年の男女が代わる代わるやって来て、これでもかと引き出して持ち去る様子が映っていた。
事態を受け、県委員会の広報は9日に通知を出し、「トイレットペーパーは高価なものではありませんが、すべて持ち去られてしまうとほかの人が使う分がなくなります。個人の品性や都市の文明レベルが反映されてしまいます」と訴えた。
ネットユーザーからは「こんなわずかな得をして何になるのか分からない」「(持って行った人は)本当にそれっぽっちの紙が必要なのか」といったコメントや、「ずいぶん手慣れてるな」と何度も繰り返していることを疑うコメントが寄せられた。
また、「機械の上にモニターを設置して、自分たちがやっていることを映し出してやれば、恥ずかしくてできなくなるだろう」「やっぱり(有料にして)QRコードを使った方がいい。こういう素養の低い人たちの前では、無料のトイレットペーパーはいくらあっても足りない」「顔認証システムを導入すべき」などの提案も寄せられた。
中国で最近登場した「スマートトイレ」には、実際に顔認証によるペーパー供給が行われている場所もある。(翻訳・編集/北田)
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