豪州で韓国企業に賠償命令、欠陥製品の補償要求を無視=韓国ネットからも不満続出

Record China    2019年9月12日(木) 8時20分

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10日、韓国・聯合ニュースによると、LG電子が豪州でテレビ製品の欠陥被害を主張する消費者2人による修理・補償要求を無視したため訴訟に発展し、賠償金を支払うことになった。写真はLG電子の看板。

2019年9月10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国のLG電子が豪州でテレビ製品の欠陥被害を主張する消費者2人による修理・補償要求を無視したため訴訟に発展し、賠償金を支払うことになった。

記事によると、豪州連邦裁判所は今月始め、欠陥のあるテレビ製品の修理、交換、返品を拒否したとの理由で、LG電子に対し消費者2人に計16万豪州ドル(約1170万円)を支払うよう命じる判決を下した。

ことの発端は、2013年にLG電子製のテレビを購入した2人の消費者が、1年も使用しないうちに画面に異常が生じたことに気付いたこと。2人はコールセンターに連絡し補償を要求したが、会社側は「修理を希望するなら別途の費用が必要」「消費者は品質保証書に明示されていること以外に主張する権利がない」という趣旨の回答で拒否した。

このため、豪競争消費者委員会(ACCC)が2人に代わって16年にLG電子を相手取り訴訟を起こした。17年に敗訴したが翌年に控訴し、今回の「逆転勝利」を引き出したという。ただ、LG電子側は「たくさんの電話に応対するコールセンタースタッフの単純なミス」だと釈明しており、裁判所も一定部分を認めているという。

LG電子は「今回の件を大変真摯(しんし)に受け止めている。再発防止策を強化しており、今後も顧客サービスのための政策と手順を改善し、豪消費者法に基づく義務を遵守する」とコメントしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからも「LGのテレビのアフターサービスは韓国内でもひどいもんだよ」「豪州でも韓国内と同じ調子で対応して、しくじったんだな」「冷蔵庫を買って1年で冷凍室が故障し、1カ月経っても修理を受けられず、抗議しても反応なし。結局、他メーカーの物に買い替えた。LGのサービス、経験者はよく分かるよね(笑)」「LGのノートパソコン、1年も経たずに液晶が壊れた。センターに持っていったら、液晶部分を押したんだろうと言われて、見もしないで修理拒否」など、LGの顧客サービスや製品に対する不満の声が殺到している。

また韓国内ではLG電子製の衣類乾燥機がリコールになったことから「乾燥機問題を何とかしてよ」「お金を返してほしい」「購入者は返品を願っていたのに、無償修理でごまかされた。豪州ならLGはつぶれてるぞ」などという意見も寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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