Record China 2013年7月17日(水) 12時43分
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16日、中国・河南省鄭州市の路上で野宿する若い女性ホームレスに世間の関心が集まっている。留学経験のある英語が流暢な女性との情報もあり、なぜ現在のホームレス生活に至ったのかが話題の焦点となっている。写真は中国版ツイッター上で拡散している女性の写真。
2013年7月16日、東北新聞網によると、このところ、河南省鄭州市の路上で野宿する若い女性ホームレスに世間の関心が集まっている。留学経験のある英語が流暢な女性との情報もあり、なぜ現在のホームレス生活に至ったのかが話題の焦点となっている。記者が関係者や当人から事情を聞いた。
12日早朝、市内の川べりにいるところを発見された。発見時、みすぼらしい身なりで頭はボサボサ、腕は虫刺されだらけで、ゲートボール場のそばに置かれた椅子に寝そべっていた。心配した市民らが話しかけたり食事を差し入れたりしたが、英語で答える、罵倒する、好みの食事や金銭を差し入れるよう要求するなど、トンデモナイ受け答えが返ってきたという。
その後、何者かが彼女の様子を撮影した写真をインターネット上に投稿し、従兄がそれを見たことで、身寄りがいることが判明した。記者はその従兄から話を聞いた。彼女には現在、近親の身寄りがいないが、以前の家庭環境は恵まれていて、裕福だったのでシンガポールへ留学した経験もあるとのこと。10数年前に両親が離婚後、母親と一緒に暮らすことになったが、その母親が遺伝性の精神疾患を患い、本人も同様の疾患を患ってからはいくつもの病院で治療を受けたことがあること、これまですでに北京市や鄭州市などの関連施設に何度も保護されたことがあることなどを語った。
14日午後、当人から話を聞くと、彼女は泣きながら話し始めた。自分は鄭州市の出身で、かつて北京市の有名大学で学んでいた時期もあったが、頭痛が原因で精神面のバランスを崩し、現在のようになってしまった。現在30歳で、このような生活にはもうすっかり慣れてしまったという。
ところが15日、鄭州市の保護施設の担当者は次のように語った。「こちらでは彼女を過去に5回保護しています。25歳で独身、河南省の芸術学校を卒業しています。意識がはっきりしている時に語った話によれば、以前は北京市のテレビ局で働いていたが、ストレスのためメンタル疾患を患い、仕事を辞めたそうです」。
担当者によれば、女性の親族にはすでに知らせているものの、連絡のついた父親をはじめ、誰も彼女を引き取りに来ていない。彼女は現在、病院で精神鑑定を受けているという。(翻訳・編集/碧海)
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