中国人の米国不動産買い、約7割がキャッシュで!過去1年の購入総額は1兆円超―中国メディア

Record China    2013年7月10日(水) 4時53分

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8日、全米不動産業者協会(NAR)が発表したデータによれば、過去1年に中国人顧客が購入した米国不動産の総額は123億ドル(約1兆2425億円)に達し、その7割近くが現金払いだったという。写真はロサンゼルス。

2013年7月8日、米国最大の不動産業界団体である全米リアルター協会(NAR)が発表したデータによれば、過去1年に中国人顧客が購入した米国不動産の総額は123億ドル(約1兆2425億円)に達し、その7割近くが現金払いだった。米国・CNNのニュースを引用して中国新聞網が伝えた。

データによると、今年3月31日までの過去1年間に68の国・地域からの買い手が米国の不動産を購入し、その購入総額は682億ドル(約6兆8895億円)。購入者の1位はカナダ人で全体の23%、次いで中国人が続き、12%を占めた。2007年時点で中国人顧客の割合は5%に過ぎず、年々比率が増加している事実が明らかとなった。

個人の不動産購入の平均価格では、中国の購入者は平均42万5000ドル(約4293万円)以上と、他国の購入者の平均購入価格を大きく引き離してトップだった。さらに、約7割が現金払いでの購入だという。

ニューヨーク市の不動産鑑定士によれば、多額の現金を持つ中国の富裕層は高価格の物件を選ぶ傾向にあり、昨年来中国人顧客は特に増えている。

カリフォルニア州では、外国人向けに販売した住宅の購入者の半数以上が中国人だった。ロサンゼルス市の国際不動産販売会社の代理人の話では、中国人顧客は同市西部のランドマーク的な高級物件を争って購入し、同社では過去1年間に数百万ドル以上する物件を10棟ほど販売したという。顧客の大部分が裕福な実業家や不動産投資家で、その大半は米国滞在期間が半年に満たない。彼らの多くは子女がロサンゼルスで就学しており、主に子供たちを住まわせるために購入しているようだ。

中国人顧客の多くは、米国政府のEB-5プログラムにより不動産を購入する。同プログラムは、米国において一定条件を満たす外国人投資家に対してグリーンカード(永住権)を取得できるようにしたもので、早期取得が期待できるとして注目されている。永住権を取得するには、連邦政府指定の投資案件事業に50万ドルまたは100万ドルを投資し、少なくとも従業員10人の雇用を創出しなくてはならないが、購入するマンションが大型商業計画の一部に該当する場合、そのマンションの購入についても投資の対象として認められる。米国政府のデータによれば、2012年のEB-5プログラムによる永住権取得者の8割近くを中国人が占めている。(翻訳・編集/碧海)

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