日本で増え続ける引きこもり、女性にも増加傾向か―日本華字紙

Record China    2013年7月10日(水) 16時29分

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9日、“引きこもり”の若者が日本で増え続けている。男性のみならず女性でも増加する傾向にあり、その平均年齢も以前の21歳から32歳へと上昇しているという。資料写真。

2013年7月9日、日本華字紙・中文導報によれば、学校に通わず、仕事にも就かない“引きこもり”の若者が日本で増え続けている。台湾・聯合新聞網がこれを取り上げる記事を掲載した。男性のみならず女性でも増加する傾向にあり、その平均年齢も以前の21歳から32歳へと上昇している。

社会的・経済的環境の悪化、社会での挫折経験、他社との折り合いをきっかけに家に引きこもってしまう若者が数多く生み出されている。公式にはその数は70万人にも上るとされるが、実際にはすでに100万人に達している可能性もあるとされる。こうした現象は日本だけでなく、隣国の韓国やイタリアなどの欧米諸国でも見られるという。

自室に閉じこもってパソコンやゲーム、マンガに溺れる生活を送る引きこもりには男性が多く、全体の70〜80%を占めるとされている。彼らは引きこもり生活の長さに比例して自信やプライドを失っていき、扶養者である両親へ依存し、同時に家庭内暴力の傾向を持つ者が半数だと言われる。英国のある専門家によると、1980年代のバブル期から経済が低迷し、若年層に非正規雇用者が増えたことが引きこもり増加の背景となっている。

しかし、NHKが行った調査では女性の引きこもりも増加している。調査の結果、男性の引きこもりは全体の53%にとどまった。前出の英国人専門家は、女性が実家に住まうことがごく当たり前とみなされやすい日本の社会では、女性の引きこもりは問題視されにくいと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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