フライメディア 2019年8月29日(木) 20時50分
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台湾も夏が終盤を迎え、若干過ごしやすくなってきた。今回、台湾観光地の中でも”穴場”とも言える魅力的なスポット「猫空」を紹介しよう。
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こちら台湾は夏も終盤を迎え、朝晩はかなり過ごしやすくなり、あまり暑さを感じさせない日もでてきた。徐々に涼しくなることで観光地に足を運ぶ台湾人も増えているようだ。今回は数ある台湾観光地の中でも「穴場」とも言える魅力的なスポット「猫空」を紹介しよう。
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かつて台北最大のお茶の産地として知られていた猫空、山の上に茶畑を所有する茶芸館が点在し、台湾人の憩いの場所となっている。以前は小型バスに乗って山の上まで登っていたが、ロープウェイが開通後は交通も便利になり、各国からの観光客が集まるようになった。
動物園駅近くにあるロープウェイの駅から猫空駅までは20分ほど。絶景を眺めながら山頂まで進むことができる。ただ、猫空のロープウェイは天候によって運行停止になることがたびたびある。雷雨や突然の豪雨が多い台湾、チケットを購入して並んだとたんに運行停止に出くわすことも!せっかくの旅行で猫空行きの交通手段がなくなってしまったと焦りそうになるが、ご安心を。猫空行きのバスが運行しているのでロープウェイ乗り場向かいのバス停から乗ることができる。
もっとおすすめなのがタクシーだ。1人あたり75元で猫空まで連れて行ってくれる。人数が1人~2人の場合は知らない人と相乗りになることもあるが、目的の茶芸館まで連れて行ってくれるので、120元のロープウェイよりも安くて便利なのだ。(追加料金が発生することもあり)
さて、今回オススメするのは地元台湾人にも人気の茶芸館「邀月茶坊」。猫空の茶芸館は立地条件によって山からの景色を展望できるタイプと、森林浴を楽しみながらお茶を飲むタイプに分かれるが、こちらは後者の方。緑あふれるテラス席では、鳥のさえずりを聞きながらお茶を楽しむことができ、日本人観光客のために日本語メニューはもちろん、お茶の淹れ方の日本語説明、茶芸館の料金システムなどが全て日本語で案内されているので安心して楽しめる。さらに、余った茶葉は持ち帰ることができる。
地元台湾人にも人気の理由は24時間営業であること。今は食事メニューが充実した茶芸館が多いがロープウェイが開通して賑わう前は、バスやバイクで茶芸館に通う人が多く、途中のコンビニでカップラーメンを買い、お茶やお茶菓子+小腹が減ったらカップラーメンを食べ、夜通しトランプをしたりして話に花を咲かせたりしていた。
国際的な観光地化が進むにつれて観光客用の値段を設定する茶芸館も増えている中、「邀月茶坊」は常に良心的な価格設定だ。豊富なメニューの中にはチャーハンや野菜の炒め物、セットメニューなど、ガッツリ系のメニューも多く、しっかりとした食事を楽しむこともできる。黒糖の蒸しパンはなんと台湾型!旅の記念にぴったりで楽しくなる。
お茶と食事を楽しんだ後にぜひオススメしたいのが「cafe巷」のソフトクリーム。鉄観音茶と包種茶の2種類がえらべるさっぱりとしたお茶の香りたっぷりのソフトクリームだ。食べ損ねた人は帰りの猫空ロープウェイ乗り場でも購入することができる。
また、猫空という名前だけに、所々で可愛らしい野良猫の姿を見ることもできる。台湾茶、グルメ、スイーツ、猫、と癒し系のアイテムだらけの猫空。平日はさほど混まないので、常に観光客でごったがえす九份と比べると、かなりの”穴場”なのだ。茶葉を使用した料理が楽しめる店もあるので、ぜひ何度も通っていろいろ試してみてはどうだろうか。
時間に余裕がある人はぜひ、スマホで日の入り時刻をチェックし、それに合わせてロープウェイに乗ってみるのがオススメ。綺麗な夕日を眺めることができる。ロープウェイはスケルトンタイプのものもある。スケルトンといっても床部分がガラス張りになってるだけなのだが、迫力満点のロープウェイ体験ができる。(通常タイプより待ち時間が長いのでご注意を!待っている間に天候が変わってロープウェイがストップというトホホな体験も…)癒しのひとときが過ごせる猫空、ぜひオススメだ。(提供/フライメディア)
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