Record China 2019年8月30日(金) 14時10分
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29日、経済日報は、上海にオープンした米国の大型小売店コストコに多くの消費者が押しかけた現象から、中国の消費市場に関する3つのポイントを知ることができると報じた。写真は上海のコストコ。
2019年8月29日、経済日報は、上海にオープンした米国の大型小売店コストコに多くの消費者が押し掛けた現象から、中国の消費市場に関する3つのポイントを知ることができると報じた。
記事は、中国初のコストコ店舗が27日に上海市閔行区でオープンし、当日は多くの市民が押し掛けたためわずか半日で営業を一時中止する事態になったと紹介。また、このフィーバーぶりを受けて、米国株式市場でコストコの市場価値が大幅に上昇したと伝えた上で、この状況から垣間見えるポイントを3つ挙げている。
1つ目は、仲介業者のマージンをカットすることで良い品やブランド品を低価格で提供できるコストコ独自の仕入れ力が、EC(電子商取引)の普及に伴って実体店舗が衰退中とされる中国国内でも通用する可能性があることを挙げた。
2つ目は、人口14億人という巨大な中国市場には無限の商機として魅力があり、世界中の企業にとって軽視できない存在であることが改めて示された点だ。記事は、中国には上海以外にも北京、広州、深センをはじめとする強力な消費力や潜在的な消費力を持つ都市が無数にあり、コストコにとっても中国市場は無限の可能性を秘めていることを説明した。
3つ目は、コストコ人気が中国国内の消費の旺盛さを表す一方で、さらに潜在的な消費力を掘り起こすための作業が必要である点に言及。国家発展改革委員会の経済アナリストが「従来の流通業はモデルチェンジを図り、消費環境をさらに改善する必要がある」との認識を示しているほか、国も今年に入って消費をさらに掘り起こすための具体的な措置を続々と発表していると伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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