人民網日本語版 2019年8月23日(金) 17時50分
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中国商務部の高峰報道官は22日の定例記者会見で、「もしも米国が新たな追加関税措置を実施したなら、中国は相応の対抗措置を執らざるを得ず、国と国民の利益を断固として守り抜かなかないわけにはいかない」と述べた。資料写真。
中国商務部の高峰(ガオ・フォン)報道官は22日の定例記者会見で、「もしも米国が新たな追加関税措置を実施したなら、中国は相応の対抗措置を執らざるを得ず、国と国民の利益を断固として守り抜かなかないわけにはいかない」と述べた。新華社が伝えた。
さきに米国は約3000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を課すと発表した。高報道官は、「中国の立場は一貫しており、明確だ。貿易戦争に勝者はいない。中国は戦いたくはないが、戦うことを恐れてもいないし、必要な時には戦わざるを得ない」と述べた。
高報道官は、「米国が一部製品への追加関税を見送っても、米国の新たな関税措置はどれもすべて貿易摩擦を一方的にエスカレートさせ、米中両国元首が大阪会談で達した共通認識に重大に違反するもので、中国はこれに対し断固として反対する。米国が独断専行するなら、中国は相応の対抗措置を執らざるを得ない」と述べた。
高報道官は、「新たな追加関税措置は、中国の利益に損害を与え、米国自身の利益にも損害を与え、グローバル経済に衰退的な影響を与える可能性がある。米国が発表した2つのリストでは、対中輸入シェアが75%以上の製品が約60%を占める。米国が独断専行すれば、米国の企業と消費者に深刻なマイナス影響を与えることは確実だ。米国の金融機関の分析予測では、米国の一般家庭は追加関税のために毎年1000ドルの代償を支払わなければならなくなるという」と指摘した。
高報道官は続けて、「これと同時に、米国が一部製品への追加関税を見送ったことから十分にわかるように、貿易戦争に勝者はいない。貿易摩擦がエスカレートし続ければ、米国の消費者も企業も重大な損失を被ることになる。米国が追加関税という誤ったやり方を停止し、中国と向き合って進み、平等と相互尊重を基礎として問題解決の方法を見つけることを願う。これは米中双方にプラスであり、世界全体にとってもプラスになる」と述べた。
高報道官は、「米国の措置は中国の輸出と経済に一定の挑戦をもたらすが、全体としてみれば、影響は完全にコントロールが可能だ。中国にはさまざまな挑戦に対応し、中国の経済と対外貿易の健全で安定した発展を維持することへの自信があり、決意があり、能力がある」と述べた。
8月13日夜、米中経済貿易ハイレベル協議の双方の代表が話し合い、2週間以内に再び話し合いを行うことで合意した。高報道官は、「双方の経済貿易チームはずっとコミュニケーションを維持している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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