2013年6月28日、参考消息（電子版）によると、独BMWは中国における自動車販売利益率が今後数年間で「少しずつ緩やかに下がる」との予測を明らかにした。

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ウォール・ストリート・ジャーナルによると、BMW中国地区総裁は取材に対し、消費者の関心が小型高級車に移っていくことで同社の利益率は年1〜2％減少すると予測した。報道によると、より大型で装備の充実した車種に興味を持っている層が高級車の利益源となっているが、自動車メーカー各社は中国で急速に高まっていた自動車販売台数と利益率が今後数年で徐々に落ち着くことを懸念している。中国市場の成長鈍化は各ブランドの純利益に大きく影響するとみられている。

BMW中国地区総裁は、中国市場が米国と同様に落ち着きを持った大市場へと変化するにともなって同社の利益も下がっていくと予測。さらに、暴騰するような成長時期はすでに終わっているとの見解を示した。また、中国の経済成長の不確定性や政府の過度な消費に対する締め付けから中国市場における高級車需要の成長も大幅に下降しており、利益の縮小はグローバルに展開する高級車メーカーの利益成長率に影響を与えると指摘している。

2013年3月には、米コンサルティング会社マッキンゼー＆カンパニーが中国市場は2016年に米国に代わって世界最大の高級車市場になる可能性があるとの予測を示していた。（翻訳・編集/岡田）