2019年8月21日、米華字メディアの多維新聞は、中国メディア「華雲網」の記事を引用し、「中国のスマートフォンメーカーのシャオミ、OPPO、vivoの3社が、メーカーをまたぐファイル共有プラットフォーム『Mobile Direct Fast Exchange』設立のために、連合を組むことを正式発表した」と報じた。
記事によると、中国市場では今回の3社連合を「反ファーウェイ連合」と解釈しており、「三国志演義」の名場面「三英雄、呂布と戦う」にたとえ、業界トップシェアのファーウェイに対抗し、生き残るために連携を組んだという見方が一般的だという。記事が引用したIT専門の調査会社「IDC(International Data Corporation)」が発表したデータによると、2018年第4四半期の中国スマホ市場における市場占有率は、ファーウェイが29%でトップを保持し、OPPOが2位(19.6%)、vivoが3位(18.8%)、シャオミが5位(10.0%)となっている。また、2019年第2四半期のレポートによると、ファーウェイ以外の中国メーカーのスマホは、市場占有率が前年度比で約2%下がっているという。このほか、今年7月に調査会社カンターが発表したレポートによると、2019年第2四半期の中国スマホ市場で、ファーウェイの占有率は46.1%に上ったという。
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