長期の石炭汚染の影響か、洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が成長―河北省張家口市

Record China    2013年6月25日(火) 11時10分

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24日、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。資料写真。

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2013年6月24日、新京報によると、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。

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土木村から約2.5km離れた場所にある土木石炭市場では、大量の石炭がむき出しのまま放置され、風が吹くたびに真っ黒な石炭の粉や塵が空中に舞い上がる。

村民は「石炭取引のピーク時には各社の石炭が集められ、選別やトラックに積み込む際の粉や塵が村の上空を覆い、避ける場所さえない」と訴え、「その影響でリンゴの中に石炭の成分が入り込み、実をつけるのは全部黒いリンゴで、洗っても色が落ちない」と話した。村民は政府に苦情を申し出て対策を求めているものの、深刻な汚染は14年間続いている。

同石炭市場の11年末までの取引高は172億7500万元(約2764億円)で、その納税額は約3億2017万元(約51億2200万円)に達する。さらに、2007年から09年まで3年連続で「全国10大石炭市場」に選出され、12年には張家口市トップ100企業の第5位にもランクインするなど、村民の意見が反映されない原因は石炭市場の政府に対する巨大な貢献度にあるとみられている。

また、村民たちは汚染に対する石炭市場からの補償の噂を聞いたことがあるが、実際に実行されたことはこれまで一度もないと話している。(翻訳・編集/HA)

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