華為技術のノキアとブラックベリーの買収、実現はきわめて困難―米誌

Record China    2013年6月25日(火) 21時30分

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21日、中国の華為技術がフィンランドのノキアの買収を検討していることが報じられたが、米フォーブスは「幻のようなもの」として、実現はきわめて困難だと指摘した。資料写真。

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2013年6月21日、環球時報(電子版)によると、中国の華為技術(ファーウェイ)の余承東(ユー・チョンドン)氏が18日、フィンランドの電子機器メーカー・ノキアの買収を検討していることを明らかにしたことで、ノキアの株価が上昇しているが、米フォーブス誌ウェブサイトは19日、「ノキア買収もブラックベリー買収も幻のようなもの」だとし、実現はきわめて困難だと報じた。

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18日、英フィナンシャル・タイムズ紙が華為技術のノキア買収の可能性を伝えるとノキア株は株価を上げ、さらに同社がブラックベリーにも興味を示している可能性があるとの見方が広がり、ブラックベリー株も株価を上げるところとなった。

華為技術は欧米ではまだ余り知られていないが、エリクソンをも上回る通信機器メーカーで、職員14万人を抱える巨大企業。ネットワーク設備の業務でも大きなシェアを誇っている。IDCの調べによれば、スマートフォン市場では米アップル、韓国サムスンに次ぐナンバー3の座を占めている。

表面的には華為技術のノキア買収は問題なさそうに見えるが、しかし米国政府や欧州連合(EU)がその買収を阻止する可能性が高いという。ノキアと独シーメンスの合弁企業であるノキア シーメンス ネットワーク(NSN)は華為技術とシェア争いをしている主要通信機器ベンダーでもある。

市場の独占という問題だけでなく、安全保障の面も大きな懸念要素となっている。米下院は2012年に「米国の安全を脅かす」として中国製IT機器の輸入を規制しており、華為技術や中興通訊(ZTE)の欧米企業買収にも米国が干渉することになるとみられる。(翻訳・編集/岡田)

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