正規版「巨大な黄色いアヒル」を9月に展示―北京市

Record China    2013年6月24日(月) 15時50分

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23日、巨大な黄色いアヒル「ラバー・ダック」の父であるオランダの有名芸術家フロレンティン・ホフマン氏がデザインウィーク組織委員会と正式な契約を結び、世界で話題を呼んでいる「ラバー・ダック」が今年9月北京に姿を現すことになった。

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2013年6月23日、中国新聞社によると、今年の北京国際デザインウィークの主賓都市であるオランダのアムステルダムから22日、北京に大きなプレゼントがあった。巨大な黄色いアヒル「ラバー・ダック」の父であるオランダの有名芸術家フロレンティン・ホフマン氏がデザインウィーク組織委員会と正式な契約を結び、世界で話題を呼んでいる「ラバー・ダック」が今年9月北京に姿を現すことになったのだ。

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「ラバー・ダック」は2007年に高さ26mの最初の作品が誕生以来、ホフマン氏と共にアムステルダムを発ってブラジル・サンパウロ、日本・大阪、英国・ロンドンなど10カ国13都市を相次いで訪問し、行く先々で大変な注目を浴び、現地の観光と小売業に多大な貢献をした。

今年5月に香港のビクトリア・ハーバーに「ラバー・ダック」が姿を現すと、香港中、さらには中国中で「アヒル追っかけ騒動」が巻き起こった。「ラバー・ダック」がビクトリア・ハーバーに到着して以降、周辺店舗の来客数は倍増。この巨大で愛らしい黄色いアヒルは1カ月で市民や観光客800万人を引きつけた。

残念なことに「ラバー・ダック」の香港到着後、中国ではその巨大なビジネス価値に目をつける業者が続出し、いくつかの都市で各種のパクリ品が出現した。北京国際デザインウィーク組織委員会弁公室の曽輝副(ズン・フイフー)主任によると、6月1日の子どもの日だけで各種のパクリ品が杭州武漢天津重慶などに出現した。

こうした背景の下、ホフマン氏のデザインウィーク組織委員会との今回の北京での話し合いでは著作権の保護も重要な話題となった。北京国際デザインウィークの著作権保護上級顧問を務める王軍(ワン・ジュン)弁護士は「機に乗じて立ち回り、利益を得るいかなる行為も創作者に対する尊重を極めて欠き、中国クリエイティブ産業の健全な発展も脅かすものだ。このため組織委員会は『ラバー・ダック』の北京訪問について、すでに一連の著作権保護措置を定めた」と語る。

ホフマン氏は「『ラバー・ダック』はすでに何カ国もまわっているが、香港到着後に起きたこれほど大きなセンセーションと中国本土での『パクリ版反応』は想定していなかった。今回の『ラバー・ダック』北京訪問で、より多くの中国の人々に『本物の、正規版のラバー・ダック』を見てほしい」と述べた。

ホフマン氏は自分の作品の製作工程に対する要求が厳しく、ラバー・ダックはいずれも展示都市・地区現地で製作している。各地の環境、気候条件に合わせて、作品ごとにサイズや内部構造が多少変わりうる。

今回の北京訪問は展示エリアや環境を現地で確かめ、デザインウィーク組織委員会と製作面の詳細について話し合い、今年秋に最も完璧な「ラバー・ダック」を展示できるようにすることが目的の1つだ。北京城内の湖面に展示することから、高さは10m前後に抑えられるかもしれないという。

北京国際デザインウィークは9月26日から10月3日まで北京で開催される。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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