台湾人はなぜ中国との統一を望まないのか?―台湾文化大臣

Record China    2013年6月22日(土) 18時30分

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20日、台湾の文化大臣で作家の龍應台氏は、「台湾人はなぜ中国との統一を望まないのか?その原因は現実的」と題した文章を発表した。資料写真。

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2013年6月20日、台湾の文化大臣で作家の龍應台(ロン・インタイ)氏は、「台湾人はなぜ中国との統一を望まないのか?その原因は現実的」と題した文章を発表した。

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台湾人はすでに民主的体制下の生活に慣れている。当局のビルは常に開放されているし、入館の際、衛兵による身分証検査もない。そこで何か手続きをするにしても、受付番号を手に入れたら、列の割り込みなど気にせず、ただ待っていればよい。応対してくれる公務員もいばったり、意地悪をしたりしない。もし、市役所の対応が悪かったら、4年後に新しい市長候補に投票すればいいのだ。

何かの本を出版する場合、厳しい検閲や審査を受けることもない。当局の年度予算はインターネット上で公開され、社会の厳しいチェックを受ける。そこで何がしかの不正が判明すれば、関与した役人は処分される。

間違った政策を行った政治家は人々から糾弾される。メディアが当局のやり方を批判し、不正を暴露するのは当然のことだ。大学の人事も教授たちの選挙によって決まり、「偉い人のコネ」は関係ない。法律によって人権が守られているから、警察権力を恐れたりしない。憲法で私有財産が保障されているので、不動産を安心して購入することができる。入院するのに賄賂は必要ない。批判的発言をしても報復される心配がない。子供の受験に不正や不公平は存在しない。

台湾と中国の間で、統一や独立をめぐる対立などどこにあるのか?社会主義と資本主義の衝突や、民族主義と分離主義のあつれきなど、どこにあるのか?多くの台湾人にとって、中国との統一や独立は政治的問題ではなく、単にライフスタイルの選択に過ぎないのだ。(翻訳・編集/本郷)

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