都市部への人口移転の加速、要因の1つは農村の自然環境の悪化―中国

Record China    2013年6月24日(月) 8時0分

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21日、気候変動などによる環境の変化が、中国の農村部人口の都会への移転を促進する重要な要素になっている。写真は北京の豪雨被害。

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2013年6月21日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、気候変動などによる環境の変化が、中国の農村部人口の都会への移転を促進する重要な要素になっている。環球時報(電子版)が伝えた。

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中国では近年、農村部から都市部への人口の大規模な移転が進んでいる。世界のその他の地域と同様に、移転する人々の最大の動機は就業機会を求めてのことであり、経済的な理由が農村を離れさせる最も一般的な要因だ。しかし、最近は温暖化などの影響による環境の変化も都会への移転を加速する大きな要素の1つとなっている。

多くの人が「雨が降らず、牧場は惨たんたる状況だ。暴風雪や砂嵐、イナゴの被害なども頻繁に発生する」と話し、環境の変化が原因で農村での生活が困難になってきていると訴える。故郷である農村を離れることは必ずしも彼らの望む選択ではないにもかかわらず、極端な天候による環境の悪化が都市への人口移転を加速している。

しかし、都会へ移った農村の人々もまた、環境変化の潜在的な危険に直面せざるを得ない。上海のような大都市でも、洪水や台風など自然災害の脅威に常にさらされている。しかも、農村から都会に出てきたばかりの人々が住める住居は、往々にして条件の最も悪いところであり、自然災害の影響を受けやすい。

こうした状況の下、都市部の災害リスクに対する管理は最重要事項であり、問題解決のためにより合理的な都市計画の制定が求められている。(翻訳・編集/HA)

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