中国の不公平な大学受験システム、本籍地によって大きく異なる合格率―米誌

Record China    2013年6月24日(月) 9時20分

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19日、中国の大学受験は本籍地によって合格率が大きく異なり、たとえ生まれたときから北京に住んでいても、大学受験の際は本籍地へ戻って受験しなければならず、そのような高校生が毎年多くいるという。写真は北京の受験会場。

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2013年6月19日、米誌「ジ・アトランティック」によると、中国の大学受験は本籍地によって合格率が大きく異なり、たとえ生まれたときから北京に住んでいても、大学受験の際は本籍地へ戻って受験しなければならず、そのような高校生が毎年多くいるという。21日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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中国の名門大学、北京大学清華大学はどちらも北京にあるが、北京の大学では北京の戸籍を持つ学生のために余分に定員を事前に確保しており、北京の受験生の名門大学への合格率は他の地区よりはるかに高い。今年6月に名門大学の入試を受けた受験生で、受験生1万人に対する各地の合格者の割合は、北京では84人なのに対し、天津は14人、上海は10人。安徽省に至ってはわずか3人、広東省は2人という低さだ。

地区による合格率の差については、すでに激しい議論が巻き起こっている。この受験システムを変えなければ、大学受験は中国全土の学生にとって永遠に公平な競争とはならない。各大学がオープンかつ明確な規定を守ってこそ、大学受験は中国唯一の公平な競争といえるようになるだろう。(翻訳・編集/中原)

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